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Teleport to Lumina.
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それが過ぎ去ったから

「何れ、感じ取ってしまうのだろう」
勘のいい君のことだから、僕はそう確信しているのだ
暮れの夜、君は僕の存在に気がついてしまった
そのときの視線を今でも覚えている

「おはよう!」
そういって笑った表情を始めて見たとき
まともに君の瞳すら見られなくなった
すっかり慣れてしまったと思ったのに
見せかけばかりの感情に
揺れ動く心など残っていないというのに

冬が明けて、夏が過ぎて、僕にとっては変わらない日常が続くのだろうと
そう思っていた僕をどれだけ惑わせれば気が済むのか
それを感じているとき、僕はどうしようもなく衝動に支配される
それが何かすら理解できないというのに
何も理解できないのに、それでも
夏の魔法に支配されてしまう、僕の心を赦してほしい

いつか、夏が終わって
この日に思いを馳せることがあったとして
理解できる日は来るのだろうか
合理的に生きて、客観的に生きようとして
それでも残っていたらしい私自身の感情を許してほしい

僕は、ずっと心を殺し続ける。
全てを奪い続けてきた存在に許しは必要ない。
与えられない、許されていいはずはない、あっていいはずがない。
君が、君自身が僕を裁いてくれないというなら、
生きていけない、こんな自分を許してはいけないのだ。
そこに救いを求めてしまうのは、
きっと、
僕がそれを理解していないからだ。

僕に理解させてほしい、
どうなったって構わない、
それが受けるべき罪だ、
僕はそれを理解している。

約束の時間だ。

また冬がやってくるのだ。
永遠に冷めない、永久の清寂が訪れる。

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